地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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浅川、松川散策の写真メモから28

 「奥州一覧道中膝栗毛」第五編序の千菊園一葉を検索すると、この方は、翠千条(みどりせんじょう)という江戸時代後期の狂歌師とのことが分かる。
 仙台の人で、千柳亭唐麿の社中で判者となり、後に、師の一葉号をゆずられて千菊園一葉とあらためたのだそうだ。文政9年(1826)刊「狂歌鼎足(ていそく)集」などの編著があるそうだ。姓は伊藤、名は恒徳、通称は直吉とか。

 「奥州一覧道中膝栗毛」第四編序の百舌自廼屋、あるいは、百舌鳥廼舎排、百舌鳥団七で検索してみるが、こちらから塩屋の通称渡辺団七氏である排氏に辿り着いてはいない。また、その挿絵を描いたとされる枡屋銀五郎、通称加藤候一にも辿り着かない。
 そういう意味では不確実さが残るのだが、地元の情報として整理しておく。

 図説「福島市史」の「近世の文化と生活」では、町人文化とのかかわりで十辺舎一九の「金乃草履」の図説を使っている。
 福島宿も八丁目宿も描かれるのは「諸国道中金乃草履6」の「奥街道仙台」で、残念ながら国立国会図書館デジタルコレクションではこの編は欠落している。
 この編は、県内かかわりでは、檜皮(高倉駅)―本宮―杉田―二本松―二本柳―八丁目―若宮―根子町―福島―瀬上―桑折―藤田―貝田―越河―幸川―白石等々の宿駅にふれる。

 福島宿は、「諸国道中金乃草履8」の出羽三山参詣(羽黒山行脚)でもふれられる。この編は、県内かかわりでは、福島―佐々木野(笹木野)―庭坂―李平―板谷―大沢―米沢等々の宿駅にふれる。

 なお、「諸国道中金乃草履」の越後行脚(会津・小出・新潟紀行)では会津方面の会津若松―高久―坂下―野尻―白坂―八田―焼山―天満―津川―諏訪峠等々の宿駅等にふれられている。
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by shingen1948 | 2017-12-19 11:32 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)