地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

山中毅さんの訃報に接して⑪

 早稲田大額のホームページを確認すると、山中選手が「早稲田大学スポーツ功労者表彰」を受けた時の挨拶で、競技人生について次のように述べた事が記されている。
 オリンピックに3度出場し、4個の銀メダルを獲得しましたが、金メダルは獲得できませんでした。いくら他の大会で優勝しても、オリンピックで優勝できなければ何の意味もありません。4年に1度のオリンピックで最高の状態に持っていくこと、それがアスリートの力です。

 先に記したように、山中選手は大学在学中に世界新記録の更新を積み重ねて、昭和35年(1960)のローマ五輪を迎えている。その結果としては2位の銀メダルではあるが、僅差の2位である。
 ぎりぎりのところで敗れた結果に感動し、賞賛を送ることに躊躇はない。しかし、当人としては4個の銀メダルよりも1個の金メダルが欲しかったということだ。

 実は、N先生もスポーツの世界では、過程でのどんなに素晴らしい努力があっても、1番にならなければ意味がないというようなことを話されていたことを思い出したのだ。結果として1番になることの重要性だ。
 自分には、大人になるにつれて競技スポーツに違和感を持つようになるのだが、その原点がここにあるように思う。
 一流選手側の話としては、結果としての1番かどうかの差が、その後の人生にまでかかわるという話は聞く。しかし、我々凡人の世界では、1番を目指し、ぎりぎりのところで敗れた結果に感動し、賞賛を送ることに躊躇しなくていいと思う。
 もし、我々が競技スポーツ者だったとしても、個人的には1番を目指して取り組んだ事を重視し、その結果にはこだわらないという態度を、基本的な姿勢として持ち続けたいものだと思っている。
[PR]
by shingen1948 | 2017-03-29 09:43 | ☆ その他の話題 | Comments(0)