メダカの飼育
2016年 10月 17日
自然のサイクルは、その時々によって違う。
糸トンボが増え過ぎると、いくら卵を孵化させても川メダカが不足してしまう。春には、新たに買い足さければならないという事もある。
その時の結果と、それまでの季節や飼育状況などの経緯を思い出しながら、今年はどんな感じだったということを勝手に想像するのが楽しみの一つだった。
飼育再開時に孵化させる量が多過ぎたのは、このビオトープ的な環境管理の経験のせいかもしれない。
再開した飼育では、観賞用メダカもいるのでこのビオトープ的な環境づくりはできない。
観賞用メダカも飼育する影響は餌にもある。
川メダカの場合、元気なメダカの飼育と水質管理という側面に気を遣う。具体的には、浮く餌沈む餌ということと、元気に育つための成分が餌選びの観点だ。
鑑賞用メダカの飼育の場合、それに発色の要素が加味されるようだ。赤色を引き出すのはアスタキサンチン系という成分なそうだ。一般的には、節足動物の甲殻類や、海産の藻類やプランクトンなどにその成分が含まれているのだそうだ。
鑑賞メダカ用の餌が見つかるまでは、色揚げにこだわった金魚用の餌を活用し、乳鉢で餌の状態を整えた。
綺麗な発色を促すのには、メダカの黒色素胞に働きかけをするとよいのだそうだ。そのためには、メダカの保護色の機能を活性化する工夫をするのだそうだ。
何のことはない。簡単に言えば濃い暗い色の容器に入れて飼育するというだけだ。
孵化した鑑賞用メダカを黒の容器で飼育していたのはそのためだ。