地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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福島の鉱山39~信夫地方の鉱山⑫「大笹生鉱山」④

 前回は「福島の小字」で、八反田川上流沿いの大笹生村の小字を確認したところだが、今回は、現在の地図とその小字を見比べて、その小字跡がどこなのかを推定してみる。
 現在の地図の地区名を確認し、それと小字名とを照らし合わせれば、おおよその見当がつくのではないか思ったのだが、それは甘かった。
 地図によってプロットされるその地区名のプロット位置が、まちまちなのだ。
 それで、「福島の小字」で示される小字を基本として、それと矛盾しない地区名の位置を赤字で示してみたのが、この図だ。
a0087378_9435117.png まずは、西川と片平の間の八反田川左岸の山を「銀山」の位置と推定した。その八反田川左岸沿いの銀山裾に「山神前」、右岸にある「返シ町」の八反田川向かいに、「久佐屋敷」の位置を推定した。この「久佐屋敷」の地区名の位置は地図によってばらばらだから、「福島の小字」の「返シ町」と矛盾しない位置関係を大切にしてみた。
 次に、「金山」の地図上の位置推定だが、地図に「金山」の地区名をみない。それで、との地図でも、ほぼ同じ位置に描かれる「返シ町」とその北側の「水抜上」の更に北側に「金山」をイメージしてみると、金山発掘跡とされる崖を含む八反田川右岸とも重なるように思えたので、そこを「金山」と推定した。
 更に、その南側の小字と地図上の地区名とを照らし合わせる。
 どの地図も「愛宕」と「向平」の地区名はほぼ同じ位置にプロットされるのだが、「小字石尊」に相当する地区名はない。また、「片平」の地区名のプロット位置は、地図によって微妙に違う。
 「返シ町」と「向平」の間に、「小字石尊」に相当する位置を想像した。ところが、ここには「神裏」という地区名がプロットされている。
 詳しくその辺りを見回すと「白和瀬神社」を含むその裏側まで現「折戸」地区ということのようなのだ。それで、その更に裏側を「神裏」地区としたのではないかと想像して、紫字で「現神裏」とし、小字神裏は向平との間の白和瀬神社の裏側と想像してみた。

 確認する中で気付いたのが「台山」には二つの概念があるということだ。その一つは、「小字台山」で、もう一つがマウントの「台山」だ。台山というと、「マウント台山」をイメージしてしまうのだが、そのマウント台山の山裾の大笹生ダム東側一帯が「小字台山」ということだ。
 ここからはもっと曖昧な事だが、小字西川は、現大笹生ダムになっている西側から流れ込む河川名でないのかなと想像している。また、小字笹ノ口も現大笹生ダムの湖水部分でないのかなと思えてきている。
 それで、地図に示されるそれらの地区名は紫字で示し、小字推定位置は赤字で示してみた。
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by shingen1948 | 2016-08-10 09:44 | 福島の鉱山 | Comments(0)