地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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福島の鉱山⑲~信夫地方の鉱山「松川鉱山」

 「金谷川鉱山」は、「福島の鉱山」を主資料とし、「松川のあゆみ」の「松川鉱山」解説でこの鉱山にふれる部分を補助資料に整理してきた。
 「福島の鉱山」の「松川鉱山」についてふれる部分を持ち合わせていないが、「松川のあゆみ」では、こちらの鉱山を主に解説される。それで、こちらを主資料として「松川鉱山」を整理しておく。

 「松川鉱山」の位置情報はいくつかあるのだが、昭和3年に瑞宝鉱業の手で本格的に着手するための探鉱地質調査5か年計画の鉱区が一番広い範囲を示す。
 ここに、「その鉱区は松川町西郷、小池の一部と水原関根、板山、安達郡吉倉の一部に跨る。鉱脈は松川の沖積原上80mの小丘に露出し、大部分は片状花崗岩からなる」とある。
a0087378_175333.png 地図でその地区名を拾ってプロットした。近くに「金山」の地名もあったので、こちらもプロットしておいた。そこに、先日整理の「金谷川鉱山」にかかわる地区のプロットしたものも付け加えた。

 この図をみると、その鉱床は南北に走るようにイメージされるが、そうではないらしい。鉱脈は主として東西に走っているらしく、これが30本あまりあるという。他に熊田地区附近には北西から南東に走る鉱脈もあるのだそうだ。これが5本程度なのだとか。
 その熊田地区というのは地図上で「熊ノ田」とある地区と思われるので、こちらもプロットしておいた。

 この解説の中では、大正の初めの精錬所情報が古天神地内にあったことが解説される。こちらは、橋本組によって「松川鉱山」が再開されたばかりの時代の話だが、それとかかわる「古天神地区」もプロットしておいた。この時代、日立精錬所に売鉱されるとともに、ここに精錬所があったことが解説される。
 ここで、水力を利用した石臼に良質鉱を入れ、スタンプで鉱石を搗(つ)き砕き、水銀アマルガムによる方法を用いたとある。水路近くらしいことは分かるが、正確な位置は分からない。
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by shingen1948 | 2016-07-05 17:54 | 福島の鉱山 | Comments(0)