地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン

福島の鉱山⑪~信夫地方の鉱山「大森鉱山」

 昨日整理の「大森鉱山」の続き。
 
 昭和13年田村鉱業会社が買収してから、大森鉱山の最盛期を迎える。昨日整理の県内第3位の金の産出量の中には、先に整理した平野村の「丸山金山」の鉱石も含まれる。
 「丸山金山」はこの鉱山の支山で、そこからも原鉱が運ばれてきていて、この原鉱と本山から供給した原鉱を粉碎した後、ここで精錬されたようだ。

 最盛期を迎えることができるようになった一因に、最新の精練に変えた事が挙げられるようだ。
 それまでの混汞精錬から、硫化物を加へる全泥青化精錬に変えたとのひとだ。
 駐車場脇に建つ案内板では、その最新の全泥青化精錬場がこの右側の傾斜地にあったことが案内される。それは、「昭和14年(1939)近代的な精錬場が建設され、昭和21年(1946)まで精錬されました」とあることから分かる。
a0087378_917376.jpg その精練所跡がここのようだ。「大森金山精錬所跡地」の案内板が建つ。
 城山を意識すれば、大森城への西口が案内された道筋の突き当りの位置だ。この大森城を大森鉱山と意識すれば、「(大森鉱山)事務所の東方、城山の西斜面に設けた製錬所」という位置関係になるようだ。

 原鉱は、この精錬所に運ばれる前に粉碎作業があるようだ。その作業場は、案内板にあっ睡眠山の北側の鉱山施設なのではないのかなと想像する。
 この精錬所では、まずは、その粉砕された原鉱から「硫化物の分離」されるようだ。その分離された硫化物は、「小坂銅山に売鉱」されたという。その分離された残部が青化製錬されて金となるということのようだ。

 昨日整理の県内第3位の金の産出量の他に、銅精製の原料として売鉱される硫化物も精製されていたということらしい。
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by shingen1948 | 2016-06-25 09:16 | 福島の鉱山 | Comments(0)