NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」と半田銀山⑧
2016年 02月 11日
世論の厳しい批判を浴び、払下げ中止となる大きな事件なので取り扱わざるを得なかったのかもしれないし、肯定的な取り扱いではあるのだが、裏面にも触れたところがいい。
経緯としては、その後もひっそりと西軍の反覆計画に活躍した華族の方や有力財界人が甘い汁を吸っていたところがあるようだが、詳しくは知らない。
半田銀山の五代氏にかかわる裏面情報にちらりとふれてみたのが「明治天皇半田銀山行幸裏面情報~半田散歩から26」の整理だ。
http://kazenoshin.exblog.jp/15893103/
地域話題では、地元の資料からこの裏面を拾うことは難しい。ただ、現在の視点に立てば、鉱山は水質にかかわる公害発生が伴うはずだとの視点で、資料を眺めていると、直接的には取り扱わないのだが、どこかでふれてはいることに気づきせいりしたものだ。
安い労働力にもふれてみた。
今までうまくいかなかった経営がうまくいくようになるのには、先に整理した最新技術の取り入れという格好のいい話とともに、安い労働力というどちらかというと裏面史にかかわることがある。
ここでは囚人労働者エピソード情報に視点を絞ってふれてみた。
〇 半田銀山の囚人労働者エピソード情報~半田散歩から25
http://kazenoshin.exblog.jp/15854282/
〇 半田銀山の囚人労働者エピソード情報②~半田散歩から25
http://kazenoshin.exblog.jp/15886524/
この安い労働力にかかわる情報も、地元資料からは拾いにくい。
昔は地元をこつこつと調べている方と気軽にお話をさせていただく機会が多かった。その話の中には、大きな施設の建設に伴う安い労働力にかかわる情報が簡単に飛び出した。ただ、その方が整理された資料を見せていただくと、それが見事に消えているというのが常だった。多分、ふれた後の反響を想定し、その対処の面倒さに巻き込まれたくないという意識が働くのかなと思ったりしたものだった。
これにふれられるのは、よそ者の強みの一つかもしれないと思っている。