福島城址
2016年 01月 02日
最近の風景としては、その交差点を左折した付近の東側に「ふれあい歴史館」があり、右手が昔、水道局だったり、郵便局だったりしたところだ。
その辺り一帯が、現在更地になっている。その昔水道局だったり、郵便局だったりしたところが、大原病院新病院の建設予定地だ。その予定地を発掘調査していることは知っていたのだが、その現地説明会があったことは知らなかった。
後で知った福島民報の報道によれば、11月15日(土)午後2時から現地説明会があったとのこと。
約100名が参加し、福島市振興公社文化財調査室から説明を受けたとのことだ。
調査の過程では、陶磁器・木製品などが多く出土したほか、新屋敷・堀跡などが確認されたという。記事では、堀跡は地表から約2.6mのところで発見されたとある。
このことから、当時の生活の様子や、今まで絵図しか知られていなかった江戸時代の福島城下の様子を知る機会となったという。
残念に思っていたところだったが、大原綜合病院(本院)の受付裏側の廊下に調査内容がパネル展示されているのを見つけることができた。
警察本部庁舎建設予定地の現地説明会(平成27/9/12(土))の資料に、今まで実施された福島城跡にかかわる調査の概要が図示されている。その資料にある平成26年度4次調査区として示された部分が、大原綜合病院建設予定に伴う調査なのだろうと想像される。
この調査区の堀跡と南側の平成13年度調査区の堀跡とがつながるのであろうことが想像される。また、この調査区の東側に延びる細い路地が、三の丸の掘と想像されているようだが、それともつながるということなのだろうと想像する。
勝手に、奥州街道の道筋を入れさせていただいた(赤の線)。