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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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台山山麓散歩

 原発事故以降、ちょくちょく台山山麓を歩いている。
 ここを歩く時には何も考えないで歩くということにしていた。それが、ひょんなことから「東屋沼神社」の旧地にかかわる情報を得ることになった。
台山山麓散歩_a0087378_1121162.jpg その日もただ漠然と歩いていたのだが、畑で作業している方に何気なく声をかけた。質問は何でもよかったが、「この台山には登れるんでしょうかね」と尋ねてみた。
 すると、登頂可能な口を幾つかご紹介してくださったが、その中に、この台山が「東屋沼神社」の旧地らしい話を解説頂いた。
 福島市史「福島の町と村」の項では、その旧地にかかわっては、次のような紹介がある。
 東屋沼神社は延喜式内社となった10世紀初めごろには社がどこにあったかは不明であるが、江戸初期には「七つ松大明神」の名の地に安座している。
 以降、安永10年(天保元年1781)までは七松大明神を称しているが、天保9年(1838)からは「東屋沼神社」を称えており「福島県神社明細帳」には「東屋沼神社」となっている。
 この江戸初期の「七つ松大明神」の名の地がこの台山で、ここに「東屋沼神社」は安座していたということのようなのだ。
 それで、この台山が「ごりんやま」なのかと尋ねてみた。「東屋沼神社」の案内板による解説が頭にあったからだ。
 そこでは、「東屋沼神社」旧地については次のように解説する。
 往古吾妻山雷沼のあたりに鎮座せしを、山麓の大笹生木落山(一名御林山)に遷して当時「七松 大明神」と称し、のちにまた現在地に遷し奉った ものである。


 その「大笹生木落山(一名御林山)」と一致するはずとの思いがあった。一名「御林山」は「五輪山」かもしれないとも思うが、いずれにしてもそちらは不明とのこと。
 「当時『七松 大明神』と称する地」とは結びつく。
by shingen1948 | 2014-11-04 11:28 | ◎ 信仰と文化 | Comments(0)