大河ドラマ視聴「八重の桜」~第20話「開戦!鳥羽伏見」
2013年 05月 25日
討幕勢力の策略に対して、慶喜氏の動きは、その対立の根拠を削ぐ政略的な駆け引きらしく、これが凡人にはついていけない頭がよいと言われる所以なのだろうか。ただ、自分も凡人なので、ゲームとしてみるなら面白いであろうが、ここに日本の運命を背負っているという重さを感じない。
戊辰の役が明治維新の新建設に伴って起こった免れ難い戦乱であったというのなら、武家時代最終の戦と見えたい。せめて、東西両軍とも武士道精神を発揮した戦いであってほしいというのは、きれい事の見え方なのだろうなとは思う。
江戸で争乱を起こした薩摩の策略にまんまと乗った慶喜に従い、薩摩を討つべく、会津軍も鳥羽・伏見の街道へ向かう。これが、戊辰戦争のきっかけである「鳥羽・伏見の戦い」というのは、ちょっとさみしい気がするが、歴史的な事実なら仕方がないか。
ドラマでは、ここに重の弟である三郎が駆け付け、佐川官兵衛や林権助らに加わりり、初陣を果たす。しかし、三郎は、ここでの怪我がもとで命を落とす。
ドラマの概要については、エキサイト「大河ドラマ 八重の桜」のページから、第20話「開戦!鳥羽伏見」の粗筋をお借りする。
「開戦!鳥羽伏見」
都では王政復古が宣言され、逃げるように大坂へ下ろうとする慶喜(小泉孝太郎)を林権助(風間杜夫)や佐川官兵衛(中村獅童)らが必死に引き留めるが、神保修理(斎藤工)にいさめられやむなく従うことになる。都落ちを知った八重(綾瀬はるか)は、藩の女たちとともに戦勝祈願の幟旗を縫い、スペンサー銃の練習に明け暮れる。都に出兵するも慶喜討伐の口実を失った薩長は、西郷(吉川晃司)の発案により江戸で争乱を起こす。そして、慶応4年1月、ついに鳥羽伏見の戦いが始まる。