地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン

季節便り2012年の桜の頃④~北沢又嶽駒神社境内・馬場の桜並木

 笹谷熊野神社へは、家人には「ちょっと桜を見てくる」と出掛けた。自分としては、行き先を告げたつもりだったが、家に戻って話をしていて、北沢又嶽駒神社に出かけたと勘違いされていたことが、分かった。
 「ちょっと桜を見てくる」といわれて、馬場の桜並木だと勝手に思い込まれてしまったらしい。言われてみれば、そうだよなとも思う。

 馬場の桜並木は、福島市指定天然記念物でもある。
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 福島市指定天然記念物
 獄駒神社馬場の桜並木

 この桜並木は、昭和3年に御大典記念事業として、当時の氏子世話人掃除組(青年団)の奉仕作業により、表参道(馬場通り)両側の堤防と神社の境内に植えられ、その数も多かったが、昭和22~3年頃の市営住宅建設のため道路南側の木は全て伐採され、現在の数となった。本種はヨシノサクラに属し、樹齢は50~60年といわれているが、目通り2m内外で、根張り・枝張りともに充分であり、春の花・夏の緑・秋の紅葉は地元住民はもとより行楽の人々を慰めてくれる。
 以上の理由により、桜樹の保護と学術上の参考に資するため、市の天然物に指定しました。(後略)
 昭和49年7月3日
 福島市教育委員会

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 「道路南側の木は全て伐採」されたとのことだが、神社側から撮ると伐採前はこんな感じが続いていたのかなと想像を助けてくれる風景が、……。
 右手の桜は、後から植えられたのだろうと思う。

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 こちらが、獄駒神社境内の桜。
 馬場の桜並木の方面から桜を楽しみながら来ると、この神社境内の桜が、一層華やいで見える。

 a0087378_5453810.jpg その奥は、落ち着いた空間になっているのもいい。
 祠には、次のような「御神馬祠由来記」が掲げられている。

 ここからは付近を流れる松川の暴れ川を鎮めることとと魔除としての馬除の二つの文脈を感じる。

 御神馬祠由来記
 昔、大同4年空海羽州湯殿山参詣の帰途、当地を過ぐる時、吾妻山の荒駒あり。秋毎に村里に出没して村民を悩まし、耕作に障害すること久し。折しも9月の事、晴天俄(にわか)にかき曇り、降雨激しく松川洪水す。
空海、方便を用ひ荒駒を捕へ咒縛せんとする所に何万ともなく白髪の神人来たり我は当地の氏神なりと空海に告げ、荒駒を引き取り結飯を空海に与へ、一首を詠じ駒を引きて去り給ふ。乃空海結飯を包みし藁を以て祠を建て獄駒大神と勧請し奉り守護神となり給ふ。
乃ち氏子等当時を偲び滋に御神馬祠を建立する所以なり
 昭和61丙寅年1月吉日
 氏子一同

 杉の木も太いよな。
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 境内から南側に目をやると、華やいだ空間も見える。
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by shingen1948 | 2012-05-08 05:45 | ★ 季節便り | Comments(0)