里の霊山寺:「宮脇遺跡」第5次調査現地公開説明会③
2010年 12月 13日
池と庭園の話にかかわって説明されたのは、「東の池の広がりにかかわるあたり」と「『2号礎石建物跡』の北東角あたり」と「東の池の端のラインあたり」だ。
「東の池の広がりにかかわるあたり」は、2で示したところだ。黒っぽいところが、池の広がりらしい。その図の黒い点がプロットされているところが、池の端の確認地点ということらしい。
この写真の説明者の足元の後ろの石が、その池の端の確認地点ということらしい。
その地点から、3の方向を見るとこんな感じの広がりだ。人ごみのあたりが、「2号礎石建物跡」の北東角あたりなので、その左側にその建物は見えたはず。
その3で示したのが、「『2号礎石建物跡』の北東角あたり」。白いテープで「2号礎石建物跡」が示される。
この3地点の北側の高台は、今はセイタカアワダチソウが生えている。この辺りが「1号礎石建物跡」を埋め戻したところだ。
昨年説明されたその「2号礎石建物跡」の庭園と「3号礎石建物跡」があったあたりは埋め戻されている。
今年、新たな話題が加わった石積みの遺構は、ここから一段下がった左手奥だ。これが、日枝神社からここに来る時の脇道につながる。
「東の池の端のラインあたり」で、1で示したところだと思う。ちょっと位置関係を見失っているかもしれない。かなりの水が溜まっている。
池の存在は分かるとしても、その水の確保が気になるところだが、ここは直ぐに水が溜まるらしい。確かに、ぐるりと見回すと、地形的には谷地であり、湧水が自然に集まるらしいことが納得できる。ただ、穏やかな時にはよさそうだが、自然災害に遭いそうな地形でもある。
辺りをぐるりと見回すと、所々にシートが見える。これと説明図に記された試し掘りのところと重ねてイメージすることで、その高低と広がりを実感することができる。