地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン

「福島と戦争」~模擬原爆(パンプキン)投下⑰

 昨日、いわき市の小名浜港海底で、爆弾が見つかったというニュースがあった。それらの報道の概要は、次のようだ。
 爆弾の大きさは、長さ約1.15m、直径約20㎝で、100㎏爆弾の可能性が高いとのこと。全体が錆びている為、国籍や型、いつの時代の爆弾かは今のところ不明とのことだ。
 見つかった地点は、「アクアマリンふくしま」から800mの距離にある第一西防波堤の灯台から南に約60mの海底で、水深約7・5mとのことだ。ここで航路拡張工事の調査をしていた建設会社が発見したということだ。

 ニュースとしては、その安全性だろうか。爆弾はアンカーなどで強い衝撃を与えない限り爆発の危険性はないということだった。早い時期に水中爆破処分する予定とのことだ。

 このニュースに注目してしまったのは、平では、20年7月20日に投下された模擬爆弾が2発不明という意識があったからだ。しかし、大きさが全然違う。
 模擬爆弾なら、大きさは長さ3.5m、直径1.5mで、重量は4.5~5tのはずだ。

 それでも、漁業の方の発言には注目してしまう。
 「海底を網でさらうと爆弾の中に入っている火薬がよく網にかかると聞いた。他にももっとあるのではないか」というのだ。模擬爆弾に限らず、今になっても爆弾が発見される可能性を秘めているということだ。

 昨日は、この空襲にかかわることが、もう一つあった。「日本の空襲1~北海道・東北(日本の空襲編集委員会)」を偶然見つけたのだ。「平市史通史」にここから引いた資料があって、いつか確認したいと思っていたところだった。
 とりあえず、平の7月26日の空襲の罹災の概要を確認する。

 「午前10時頃、平市東南方鹿島灘方面より進入して、高度8000mぐらいの上空より平市を中心に付近を旋回飛行していて、12時になって、平一小に500キロ弾を投下。児童は完全に避難していたため、被害は校長他職員の死傷者が続出し、目を覆うような惨状となった。罹災区域は平市揚土平一小を中心とする一帯」

 今までの情報に加え、空爆前のB29の偵察の動きが見えてくる感じがする。爆弾は500キロとあるのは気になるところだ。繰り返すが、本当は5tだ。
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by shingen1948 | 2010-10-06 05:42 | ◎ 福島と戦争 | Comments(0)