地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン

「福島と戦争」~模擬原爆(パンプキン)投下②

 目標に選んだのは、アメリカ側の都合だ。迷惑な話だが、何故目標として選ばれてしまったのかという事が気になる。
 まず、福島の目標とされたところが、何故選ばれてしまったのかを確認する。

 ④ 90.10-xxⅠ6216軽工場福島
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 未確認工場、福島
 写真偵察は、この工場が日本の軍需組織を作る上で疑いもなく潜在的な力を持っている事を示した。この工場は、福島の北西隅に位置し、福島操車場の北の部分に接している。工場は北西から南東に向かう軸にそっておよそ2000フィートにわたって建てられている。北東から南西に向かっては1000フィートである。長方形をした工場敷地は、全体で150万平方フィート(14万㎡)の面積があり、主要な建物10棟を含むが、それは全面積の1/3を占めている。

 この工場の位置は、福島の北西隅で、福島操車場の北に接するという。それで、この未確認の軽工場福島は、福島製作所と考えて間違いなさそうだ。
 この工場は北西から南東に向かう軸に沿って建てられ、広い長方形をした工場敷地に、主要な建物10棟あって、建物が全体の1/3の面積ということで、駄目押しの確認ができる。
 アメリカ側では、必ずしも工場の内容を知っていたわけではなさそうだということも分かる。選ばれてしまった理由は、この工場の内容ではなく、規模の大きさと福島操車場と接しているという事のようだ。それが、軍需組織として潜在的な力を有するというのがその理由のようだ。

 ⑤ 90.9-1665 品川製作所
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 発動機工場、機体組立工場、部品工場を含めて、日本の航空機産業は戦略爆撃目標の首位に挙げられた。発動機工場と機体組立工場にはすでに相当な被害を与えたので、注意は部品工場に向けられた。この工場は鐘淵織物工場から転換したもので、ゲージや高度計を含む航空機部品を生産している。(※ 写真は「品川製作所」があった地点を示しているだけ。現在、品川製作所はここにない。)

 アメリカ側では、この工場の仕事内容を把握していて、そのことがターゲットにされた理由であることが読み取れる。
 この品川製作所は、航空機部品を生産していることが、ターゲットの理由とされたようだ。
 それまでの空襲のターゲット理由が、発動機関連工場や機体組立工場であったという事も読み取れる。それらは、叩き潰したので今度は部品工場だということから、航空機産業であることは、いずれはターゲットになるということのようだ。
 ということは、中島飛行機が、ここ福島に信夫山地下工場や日東紡半地下工場をつくって移転してきたこととかかわるということのようだ。そして、いずれはターゲットになる可能性が高かったということもいえるかもしれないとも思う。
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by shingen1948 | 2010-09-21 05:14 | ◎ 福島と戦争 | Comments(0)