地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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福島と戦争

 8月15日付「福島民友」社説は、「終戦の日/『戦争遺跡』を平和の象徴に」と題し、戦争を伝える「戦争遺跡」に着目していた。
 これら遺跡はすべての国民が戦争のために動員され、爆弾や機銃掃射にも見舞われた事実を物語る物証としての意義を説く。県内の遺跡として紹介される中の「信夫山地下工場」と「旧ノートルダム修道院」は、今年散策したところだった。
 8月24日からは、「ふくしま平和のための戦争展」が、コラッセふくしまで開かれている。
 日中友好協会記念企画漫画展と「福島と戦争」にかかわる展示のようだ。
 「中国からの引き揚げ~少年たちの記憶」という漫画家たちのみた日中戦争の漫画展が中心で、そこに「福島と戦争」にかかわる展示をするということのようだった。
 しかし、散歩とのかかわりで「福島と戦争」の展示を中心に見る。
 こちらは二つのブースで、前半が、戦争時の現物として、軍服・千人針、それに戦争時の新聞や教科書などの展示。後半が、信夫山地下工場模型・模擬原爆模型と原爆にかかわる展示だ。

 民友社説とこの展示会で共通に取り上げているのが、「信夫山地下工場」にかかわる展示だ。
 散歩中も感じていたが、この展示会でも根本の出典はどれも、福島東高の歴史研究会資料らしい。 同高の2種の冊子も一緒に展示されている。
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 散歩の中では捉えることができない展示を中心に見させてもらう。
 まずは、信夫山地下工場の中で回収した遺物に目がいく。

 展示されているものはただのがらくたでしかないが、信夫山地下工場をイメージして散歩をした者にとっては、そこで人が働いていた息吹を感じることができるという貴重品だ。
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 そして、これを手にできるのは、中に入って散策できた者の御褒美としての宝物のはずで、うらやましいという気持ちもある。

 「信夫山地下工場」自体を戦争遺産とすることは、安全上の理由から難しい。入り口はコンクリートでふさがれて坑内に入れない。展示会の開催には、その次善の策としての意義を感じる。
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by shingen1948 | 2010-08-26 10:12 | ◎ 福島と戦争 | Comments(0)